2011年12月04日

神戸生活創造しんぶんPIPINに掲載

兵庫県立神戸生活創造センターが発刊する

神戸生活創造しんぶんPIPIN


私たちの活動の高取山の木製ベンチ
について掲載頂きました。

3P目の下部、「旬の話題」です。阪神

ぜひご覧ください。



PIPIN0002.jpg

PIPIN0001.jpg
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2011年06月06日

人と街のコミュニケーション誌に掲載 


人と街のコミュケーション誌 「ぱるたうん」 に当方らの活動を紹介頂きました。

神戸製鋼グループの皆様ありがとうございます。


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大企業グループが地元の地域情報を発信することは住民にとって会社にとっても有意義
なことで今後も楽しみにしております。

posted by Tsukio Toda at 19:24| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

大震災発生に関して考えたこと


春分の日

3月11日(金)に発生した
東北の大震災による津波被害で、
学生時代に友人から聞いた徳島の水屋についての話を思い出した。
洪水時に茅葺屋根が水に浮き船の変わりになるのだという。
具体的な絵図は手元にないが、現地には「田中家(高石垣造り)」・「水屋(城構えの家)」
という国交省の河川伝統技術に取上げられている国重要文化財の民家がある。

 
以下は四国の友人からの知見である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かつて、吉野川流域は藍作が盛んで土に多くの栄養が必要だったためわざと洪水を起こしていたらしい。
浸水しても軽く浮く茅葺に昔の人は避難した。
ただし、庄屋等の領主は屈強な高い石垣の上に藍蔵を四方に巡らした巨艦で災害を交わした。
四国八十八カ所のお寺はほぼ高台に多い。
徳島の場合は藍との関連もあるが、紀ノ川流域などでもよく似たものがあるかもしれない。
阿波も紀伊も両岸で類似した風土で災害状況や信仰も同様のようだ。
豊かな文化と助け合いの精神、あきらめの文化があるように思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


茅葺屋根は重いため地震力に対する必要壁量を多く取らなければならないことや
メンテナンスの観点などから軽い屋根に変えられることが多いが、
水害においては茅葺屋根が浮いて船になるという発想に驚く。
軒下には小舟も収納されている。
洪水と津波では状況は異なるが何らかの知恵となるかもしれない。


加えて原発の被害で騒がれている。
首都圏をはじめ、関東方面も西日本へ避難を推奨している内田樹さんや坂口恭平さんらもいる。
TVなどのメディアの安全的な内容とはほぼ相反する。
特に組織に属している人らが緊急時であっても個の判断でけで動けないことが辛い。

堤防の話もしかり、高く頑丈にすること以外に山や高台への小道づくりの構想も
小池一三さんらが挙げられている。

堤防と小道、いずれかに頼るのではなくうまく共存できる計画を望みたい。

原発については、たまたま3月上旬に環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さんや 
映画監督の鎌仲ひとみさんらの話を聞いたところであった。
以前に六ヶ所村のドキュメンタリー映画も見た。
地域に住む人らの生の声はどこまで伝わっているのだろうか。

先日訪れた西国八十八カ所の一つ宝塚にある中山寺も高台にあった。
お寺で拝見した張り紙を紹介しておきたい。

知恵と勇気と慈悲。

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阪神淡路大震災から16年目にしてさらに大被害をもたらす地震がくるとは想像もできなかった。
あの時と同じく無力感でいっぱいであるが、無力なりに以上の知り得た情報を挙げておきたい。
引き続き、今できることを続けたい。



被災地のみなさまには心からのお見舞いを申し上げます。

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2011年02月15日

環境配慮的な建築 勉強&交流会

表記の催しのご案内です。

環境建築勉強会vol1広報.pdf


             
                趣 旨 


環境について取組んでいる設計者はデザイン力がない!?
或いはデザイン重視の設計者は環境について詳しくない!?

これからの環境配慮的な建築とは何か、
環境性能指標はじめ、広義のデザインとしての環境や建築について、ともに「土」を主なテーマとする
豊田保之さん、畑中久美子さん、お二方の若手建築家に現場での実践から具体的に語って頂きます。


                記


日 時: 2011 年2 月24 日(木)19:00- (開場18:45,開演19:00-20:45 頃迄)
   

場 所: 大阪市福島区福島2-9-16 MOKSOHO

最寄駅: JR環状線福島駅・東西線新福島駅、阪神福島駅  



申込〆切/定員:上記リンク先PDFの戸田メール宛 (氏名,所属,年齢,連絡先を,ご記入下さい) 
          先着順 15 名迄
          2 月22 日(火)迄 ※人数になり次第締め切ります。 15日18:00現在、既に7名様の申込です。 

 
参加費:無料

     
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2011年01月03日

2010-2011備忘思考 

年の瀬から早、新年になり、この秋以降(10月からの備忘録)を振りかえりたい。

 

10月初旬に岡山西粟倉村までスギダラケ倶楽部の皆さんと株式会社森の学校を訪問。
よく仕込まれた戦略で実践されている。
雑誌PENなどの一般誌にも活動が取り上げられ
いよいよ森上がり(盛り上がり)を見せている。


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10
月半ばは、高松の栗林公園を視察。
庭園内の木造建築も圧巻であった。

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次いで瀬戸内芸術祭へ。
男木島、女木島のみ散策。地域はアートの力を借りないと活性化できないのか。
この期間が終了しても続ける企画のオンバファクトリーには共感。
集落内に元からあった荷台をリメイクしお年寄りが活用する
まさに移動する街中劇場の如く実用的なアート。

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その数日後、長屋アトリエでおでん会議。
友人らと亡き友人の民家改修の勉強会にむけて相談。 

10
月下旬は川上村へ。
木匠塾の反省会と母校のT先生と次年度のあるプロジェクトの打合せ。
共同研究員としてもぜひ実現したい。
 
数日後MOQ運営についてOBと打合せ。
事務局業務を徐々に分担してゆきたい。 
 

関連して、「撤退の農村計画」を読む。
集落移転でこれまでの地縁、人間関係を維持して郊外などに転居とあるが、
どれくらいの人たちが新しい人間関係を求めているか、
また馴染めるのだろうか疑問。
また集落診断士など新たな資格制度にも。
前向きな撤退という発想の視点には共感できた。
理論と実践の乖離が否めないが今後も動向を追いかけたい。

 
11月上旬、西粟倉村と吉野の交流会があるということで、吉野へ製材見学。
両村町なる同名の吉野川つながり。
帯鋸の刃が天井から吊るされている倉庫はショールーム的で見ごたえ有り。

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樽丸の復興の様子など若手と熟練の共同チームが目覚ましい。熱い若手ら。
吉野は樽丸の復興で盛り上がる。樽と桶の違いを知る。
「樽」とは板目で蓋あり、「桶」は柾目で蓋なしとのこと。

11月中旬。製材女子?を囲む会開催。
川上木匠でお世話になっている材木屋見習い女史と
参加学生の皆さんでわいわい飲む。
材木屋と林業家が僕らに伝えたいことは異なる。
学生らにはこういう話をもっと真剣に聞いてほしい。
そして学生のみなさん寄せ書きをありがとう。
いろいろ問題はあってもこういうものを頂くと嬉しい限り。
 


11
月下旬、丹波篠山にて陶芸家のアトリエ現場工事など見学させて頂く。
先の民家改修勉強会に関連する某先生の担当物件。軒の出が凄まじい。
半屋外の収納量がたっぷり。
丹波篠山のある建築や石碑には「竣工」を「竣功」と記されていたことが印象深い。

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12
月に入り、仕事、研究、家事の目くるめく繰り返し。
気分転換に企画コンペなどにも応募。
特に博士論文の研究活動に精力を傾ける。
事実と意見を提示するだけで感情、感想は意識的にさせない、研究論文。
現場の調査には介入させたい位だが。
アカデミックな世界では理路整然とした説得力が重要視されている。
そこに実社会との乖離もある。双方の歩みよる努力もいるかもしれない。
 

12
月中旬再度、長屋アトリエにて民家改修勉強会のなべ会議。キーマンに会えて感無量。
淡々とライフワーク的に調査研究を進めたい。
参考に今和次郎の考現学を久しぶりに斜め読みする。
考古学と対になる考現学とは何気で身近な日常風景を深く観察し分析している姿勢に共感。

年内最後の大学の特論。印象的な理論があった。
「技術は継承されなければ廃れる可能性が高いからこそ、
職人の感覚的な部分を科学的な視点で分析し学術的にストックしていくことは重要」ということ。
日本の町工場に残る旋盤などはコンピュータでは不可能な技術があるらしい。
科学は論文化され残りやすいが技術は何もしないと退化に向かう。
職人的な感覚とは例えば温度が何度になったから次の工程へ進むのでなく、
煙が白くなったから次の工程へ進む、というような感覚である。
 

このことは、昨今のオフィスなどにおける空調、冷暖房の温度を具体的に何度までと提示するのでなく、
個人の意志で暑さ寒さなどを調整できる柔軟で選択性のある姿勢を許容することにも似ている。
 

この一年で統計学、分析手法を多く学んだが、いざ実践してみないことには理解が浅い。
中でもSD法(Semantic Differential method)は興味深い。
訳すと意味・微分。高校時代に微分積分を習ったが、噛み砕いて言うと、微分は接線を探る、
積分は接線の集積から形を想像する。といったこと。
このことをあるTV番組で女性の下着や胸に例えて、
接線を探ると曲線のグラフになると言った某先生がおもしろい。

統計学はあらゆる分野で活かすことのできる一般教養的な内容だと思う。
そもそも統計学では100%正しい判断を下せると考えていない。
むしろ「間違えるかもしれない」と考えている。
よく論文などで「P値」という用語を目にする。
Probabilityの略で訳すと「ありそうなこと、起こりそうなこと」である。
慣例ではP値<0.05で有意な差が認められ、P値>0.05で有意な差がないことを検定する。
つまり、統計したあらゆる数値の検定では、
間違う可能性(危険率)が「5%あるかないか」が水準となる。
言い換えると「95%の確からしさ」で判断している。
【学術論文などでは例えば調査したグループ間に差がないという仮設を「帰無仮説」、
差がある仮説を「対立仮説」(実証したい仮説)とし、実証された場合、
帰無仮説を棄却し対立仮説を採択するなどやや難解な言い回しをしている】
 


12
月下旬 福島にて元職場の恩師、同僚、現スタッフらと昼間から忘年会。
その後、事務所での話題は建築設計の職域と環境。話が弾む。
大半の設計者は環境のことを詳しく勉強していないという疑問は共有できた。
理由は環境が副次的で他の要因(経済性、計画、意匠など)に比較し
まだまだ優先順位が低いことがある。
世間で言う流行のエコ的な内容は国の経済政策にも乗っかり、やや浅はかな感があるが、
エコポイント制度などの期限により半強制的に進められる。
例えば「建築技術20111月号」の健康住宅についてあるような内容は実務者でも理解している方は
僅かではないか。

国は2020年までにすべての新築対象に省エネが義務化にむけて段階実施を検討している。
実現可能なレベルでというところが一丁両端だが、
一生のうち建物内で過ごす時間が圧倒的に多いことから考えても人間に与える影響、
つまりは健康的な面から環境や省エネにも影響があるというストーリーは認知されやすい。
ただし本誌で言う健康はあくまで建物のハードから影響する症状がほとんどで、
内面的な精神や心理についてはやや論考が少なかったため、そのあたりの複合的な検証も必要かと思う。
本誌では温熱環境6要素(気温、湿度、気流、放射、代謝量、着衣量)にプラスするかたちで
例えばデザイン性を挙げ、視覚的な建築のよさも健康を増進するといえないかと
笑いを交え歓談されているが、そのようなニュアンスも科学的に実証されるようになるのかもしれない。

さらに「新建築増刊号住宅10」の環境建築についての論考では
T博士が建築家は一番良い日、時間をデザインする傾向で、
対するエンジニアは最悪の時を考える保険的な傾向にあると述べ、
両者の距離を詰めるべく良い日がより長く続くようにするといった興味深い指摘をしている。
建築雑誌を席巻する多くの白い薄っぺらいような建築には、
人がある場所にいるとき生理的にも心理的にもどのような感覚を持つのかを意識してもらいたい。
理由はどうあれ、一見、変わった突飛な空間はそのようなことがほぼ実証されていないのではないか。
もし造るならそのようなことも視野にいれ、シュミレートが大切であろう。

しかしながらこのサイトで繰り返し述べてきたように、バランス感覚を持ちたい。
今の時期は環境に比重が偏っても人生のトータルの時間としては、
他の内容についても洗練させなけらればならないと思う。
現時点では社会情勢からしても環境の選択は懸命な選択肢かもしれない。
 

先の統計学に関連して、最近、読んだ本「世界を変えるデザイン」が参考になる。
現在のものづくりにおいては富裕層10%を対象にしているが、
世界の大半を占める貧困や飢餓など様々な問題を抱える90%の地域のために持続的な
問題解決のデザインの役割を事例とともに示している。
そのことを認識すると国内でのデザインのほとんどは本当に狭義の経済戦争的な争いとわかる。
自身は2年くらい前にグローバリズム、1年半前に国内での建築業界の職域について論考をおこなったが、
意識的に国外の視野は避けてきた。
これらについてはこのサイトの左にリンクのある拙文が1年経って建築学会が公開しているが、
読み返すと恥ずかしい。自身の見方や考えに少しずつ変化が見られる。
そもそも自国のことは自国の人たちで考えるべきだと思い、
周りがなぜアジアや欧米に調査や仕事を求めていることが理解できなかった。
しかし、ここに来て、国内での活動においても国外に視野を広げることは自然な流れとも思える。

これはかつての「Think globally, act locally−世界規模で考えて身近なところで行動しましょう−」
という経済学者Hendersonによる有名なキャッチフレーズにも沿う。
彼女自身のボランティア体験(子供らの健康を守るためニューヨークの大気汚染に取組む市民運動)
に根ざしたベーシックな考え方ではなかったか。

ところで、3月下旬に秦野市で「スギダラVS木匠塾」があるが、このあたりについても場を借りて、
「日本の地域資源で何が可能でどのように展開できるか」議論してみたい。
そうなるとグローカルを提唱し実践する建築家左官職人の森田さんにはぜひ来て頂きたいなと思う。

データとしてこれまで実証されにくかった地域づくりに関わる人間側の意識や行動について
定量的にも何らかの要因を探ってゆく第一歩にしたい。 

旧年中お世話になった皆さまありがとうございました。

新年もよろしくお願い致します。
posted by Tsukio Toda at 15:12| 大阪 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月04日

アクティブに巡る 9月備忘


しばらくぶりの更新です。

秋を通り越し、冬のような季節です。

まだ残暑の9月ごろの備忘。

9月初旬に美山の木匠塾を終える。

ベンチ美山木匠2010.jpg

グラウンドのベンチを皆1回生で制作。
今期で大学での演習も終了の見込み。足掛け4年。
活動自体は継続されるだろうか。


その後、富山にて建築学会大会で発表。
6007 TODA Tsukio100909.pdf
ppt100909.pdf

阪大での心理学会大会も聴講。

9
月半ば 川上村でOB会。30代になった連中も増してきた。
活動がどうなっているか気になる様子。

OB.jpg



数日後、高野山へ。山岳宗教都市。森林の中にお墓があり参道がある。
不思議な気持ちになった。

曲木.jpg
曲がった樹木に

曲がった梁。
 
金剛内部.jpg


次いで龍神村へ。山村集落。

体育館、チェーンソーアート

集落内に目を引くものがあった。龍神村体育館
豊和先生の出世作!?ではないか。

龍神村体育館.jpg
 

林業復興、まちづくりとしてのチェーンソーアート。

チェーンソーアート.jpg

この方、チェーンソーアートの世界チャンピオンらしい。


9
月下旬は神戸北野のタトアーキテクツにて
ドイツから帰国した神戸の畑中さんのスライド発表など若手建築家らと勉強会
皆一年ぶりの再会。
ドイツの環境嗜好の建築家にシュタイナーの影響があることは知らなかった。
彼らの計画するプランには直角が少ない。
その理由は直角が自然界にほぼ存在しない形だからだという。


数日後、パッシブ住宅の講演会へ。森さんの講演をきく。
この方はドイツで10年以上の経験を持ち、日本でそれを広めようとする気持ちは分かるが、
内容、手法がどうもしっくりこない。
なぜここまでの勢いでパッシブ建築とその性能のよさを売り込んでいるのか。
日本の各地域から広めるのであれば、企業などのバックは本当に必要なのだろうか。
専門家で勉強意欲のある方には興味関心は得られても、
一般ユーザーの理解、認知が追いつかない。
結局のところ小さな頃からの環境教育が有効と分かっているならば、尚更ではないだろうか。

しかし、アフォーダブル(手の届く範囲)で最小限の住宅という意味では共感でき、
パッシブ住宅は他のアピールの仕方の方が可能性があると思えたことが収穫だった。

次回は10月の備忘に続く。
posted by Tsukio Toda at 23:51| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月20日

多様性 性能と評価


猛暑。ご無沙汰しております。
しばらく前の備忘録。。

7月下旬に
所属大学の研究室では打ち水イベントクールミュージックなどに参加させて頂いた。
「多様な」涼しさを感じる。
前者は市役所前や各地点に水をまき、温湿度気計などで変化を測り、アンケートも用い昔ながらの打ち水効果を再考している。
後者はクーラーなどに頼るだけでなく涼しげな音楽を聴くことで間接的に涼しさを感じられるかという試み。



7
月初旬は母校のT先生にお誘いを受けオリバーという国産材を活用した家具会社の集まりに招待された。
林業家の速水さんフェアウッドの中沢さんらの対談がメイン。


個人的には『生物多様性』について見識が広まったことが収穫。
この10月には名古屋でCOP10が開催されますが、一般的にはそれほど認知されていないのではないか。
一方、同じ環境問題において「地球温暖化防止」は様々な業界で注目され続け、
建築業界でもエコポイントなど関連する顕著な動向が見られる。

本来、両者は同等に考えられるが(同時期に提言されている:1992年リオデジャネイロで環境と開発に関する国連会議)どうも前者は低調な様子。
食物連鎖にしろ何かが絶滅すると他の何かにも影響を与える。
人間も生物を食し生きている。
そういう意味でも私たちに直結することになり、身近な事象になり得るにもかかわらず。

中沢さんに『生物多様性』の低調さについて私はつっこんで問うてみた。
「地球温暖化防止」は数値などの評価指標が明確なので企業や一般の人も分かりやすい部分もあると思うが
『生物多様性』は評価指標など研究されているのか?

中沢氏;『生物多様性』も評価指標について研究などが進行中だが、
個人的にはそれに縛られず右脳的に感覚でいいのでは、というような返答であった。

なるほど、私も少しは数値データだけに偏らない五感などを活かした生活スタイルに関心があるので納得。
このことはあらゆる事象がデータに頼られすぎていることとバランスを保つことでもあり得る。
特にこれからは環境だ、性能評価だと言ってデータ化した指標に頼る設計者は要注意でしょう。
数値に偏り、施主に説得力を持たせるといってもユーザーは設計者が思うほど
データなど気にしていないかもしれない。

後から最近、話題の福岡伸一氏の著書「生物と無生物の間」を思い出した。
氏の言わんとすることは「動的平衡」がキーワード。
ようするに、常に体内の分子が全て入れ替わり循環しているということなのだろう。
まさに偏らないバランス感。

来場していた建築家の芦澤竜一さんを紹介頂き少し談笑。山を買いたいらしい。
若手建築家からこのようなことを聞いたのは初めてで何だか意外だったが、
昨年の国際美術館や中ノ島での水都大阪の作品などを見ていたため、
デザインと環境の狭間で という過去記事参照)
木に興味をもたれていることは理解できた。

何だかギラギラした熱意を感じた。なんで建築家は黒い服を着ている人が多いのか。暑いのに(笑)。
その後、川上村にも来訪されたことを思うと本気なのかもしれません。即、行動できる人。

 

6月以降、京都美山町、六甲山、奈良川上村の木匠塾が同時進行で連絡などやりとりが交錯。
毎年この時期は慌しい。
先日終了した川上の木匠塾は昨年に引き続き材木屋の菊谷女史がレポートして下さった。
早速の行動に感謝です。ぜひご覧ください。
スギダラ倶楽部関西支部の石橋さんも来てくださりありがとう。
南雲さんにもよろしくお伝えを。

8月末に六甲、9月初旬は美山の木匠塾、富山での建築学会大会と予定など目白押し。

ari.jpg

写真上;奈良川上 ありに食われた木材断面。芯材は残るが辺材が駄目になっている。
写真下;神戸市長田区では鉄人28号の実寸大モニュメントが住民となった。

28.jpg

posted by Tsukio Toda at 19:54| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

月刊杉 6月号特集「木匠塾」


月刊 杉 WEB版 http://www.m-sugi.com/index.html 第58号
特集 木匠塾 の記事を書かせて頂きました。
ぜひご覧下さい。

六甲山での活動を再開しました。
神大建築サークルの新たな力にも期待です。

目くるめく展開の日々。
とにかく早いですが一歩一歩着実に要領よく粘り強くいきたいものです。
posted by Tsukio Toda at 00:20| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月13日

出会いからの展開「楽笑」 

新年度も半月が過ぎようとしています。 

年度末の先月からいろいろな展開がありました。 

一つは、 

東京の森づくりフォーラムさんに招かれ小さな講演をさせて頂きました。
内容は間伐材の活用についての参考事例で
木匠塾の活動を紹介しましたが
その際、同じ講師として来られていた一人に
ナグモデザインの南雲さんがいらっしゃいました。
おなじみのスギダラケ倶楽部
宮崎や門司や皇居前にベンチや街灯など
プロダクトから土木まで環境デザインの作品や
最近では各地で人や街づくりを介した活動をおこなう
有名なデザイナーです。

本来、僕は南雲さんの後に話す予定でしたが、到着が遅れるとのことで、
急遽、僕が先に話すことになり、やや焦りました。
有名なデザイナーでお忙しいことだし仕方ないのだろうと準備をはじめ、
先に話をさせて頂こうと
僕が話す直前に到着され、
すいませんと言われるナグモさん。
なんだか恐縮しましたが律儀な方だなと思いました。
その後のナグモさんのトークは笑いを誘う楽しいレクチャーとなり、
結果的にナグモさんの後に僕が話したとしたら
余計にプレッシャーだったかと思うと、冷や汗気味でした。
(もちろん僕も少しは笑いを誘えたトークだったと思うのですが)

 
さて、このようなひょんな出会いもあり、
終了後、食事と飲み会を南雲さんとごいっしょさせて頂きました。
ご活躍されているスギダラケ倶楽部関係の神奈川秦野のNPO
行政など関係者みなさまと盛り上がり楽しい一夜を過ごさせて頂きました。
デザイナーといえばなんだかクールで寡黙で。。
という僕の勝手な固定観念があったのですが、
南雲さんの発表や話を聞く限り、
「楽しくなければデザインじゃない」
という思想?が一貫している。作品も企画にも。

毎年実施されている杉コレクションの
今期のタイトルは「西都でエキサイト、古墳でコーフン」
去年は確か「こりゃ杉ぇー」
ほとんど親父ギャクに聞こえますが
これがまた爽やかに感じてしまうのが
ナグモさんたちの力かもしれません。
ちなみに知る限りですが木匠塾経験者から
杉コレクションの入選者を過去2名も出しているのです。
 
そして飲みの席で話のあった

「スギダラVS木匠塾」

という企画が実施に向かい浮上している。
冗談ではなく本気のようだ。
決してケンカじゃないですがどんなVSになるか。
場所は神奈川の秦野市だろうか。
この夏から秋くらい今年中には実現したい。
これまたいろいろ慌しいが楽しもう。

これに関して木匠塾のOBOG、現役の関係者のみなさんからも
ご協力を求めたいと思います。
また、これを読んでいただいている方からも
ふるってご参加ご協力をお願いしたく
ご連絡をお待ちしています。

また、このことはスギダラケ倶楽部の発行する
今月の月間杉56WEB
少し触れられていますのでぜひご覧ください。
(木匠塾が木匠会となっていますが・笑)

来月の月間杉の特集でもこのことを含めて木匠塾について
少し執筆させて頂く予定ですのでご期待下さい。
 


写真は今回の取組みには直接関係ありませんが
東京の新木場にある木材会館。
宿泊した築地近辺は木の香りと
海の潮と鮨の匂いが入り混じり、ご満悦気分になりました。

mok1.jpg

mok2.jpg




もう一つは、
先日、下記の本が出版されました。

読み歩き奈良の本


nara.jpg

少しですが「私ならこの奈良を語る」という内容で
僕のインタビュー記事が掲載されていますので
ぜひ書店でご覧下さい。
奈良県立図書館創立100周年
平城遷都1300年で大変盛り上がるのでしょう。
奈良へ行かれる際のガイドブックとしてもマニアな内容もあり楽しめます。

この本の編集は雑誌ミーツの元編集長が主宰する会社、編集集団140B
「オモロいかオモロくないか」
それが最重要課題というキャッチフレーズ。
たまたま僕を見つけてくれたのはそこに所属する芸大OBの大先輩でした。
 


さて、お気づきでしょうが今回ご紹介した2つの事象。
ナグモさん率いるスギダラケと編集集団140Bの奈良本。

いずれも
・楽しくなけりゃ
・オモロいか
といった「笑い」につながる感情が共通点です。

なんだか辛かった日々も
少しは吹き飛ばせそうな気持ちにさせてくれます。
なんておセンチなことはあまり恥ずかしく書きにくいですが。

ともかく、出会いからどう展開していくか、そのことを楽しもう。
多くの出会いと展開に感謝いたします。
posted by Tsukio Toda at 00:00| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月28日

最近の意識と動向

 年明けしばらくあらゆることに時間を要し、
ここに記すことさえ困難な状況でしたが、
ようやく復帰です。
これを期に再度、ゆとりのあるライフスタイルを意識し,
実践しようと自分に言い聞かせたいものです。

 
息抜きにTVを付けると、ロザンヌ・ハガティ女史がいた。
社会企業家という言葉がTVでも放映されるようになったのかと
何だか不思議な気分。
 
住所がないと職に就けないNYのスラム街の人たちを減らすため、
空きホテルなどを改修し、すべての住人に収入の1/3の家賃を支払わせて
責任感を持たせた。
支援という意味を考えさせられる女史の取組みである。
困っていることや人に対し何かを考え実行する。
かつ経済的にも成立させる仕組みをつくる。
依頼でもなんでもないことに対し、
個人的な疑問や正義感からそこまでできるかと。
非営利の活動とはいえ、社会問題の解決を図りながら営利事業へと
結びつけようとしている試みともいえる。

現在の建築分野に新しい形式や主義主張を持ち出してまで
解決すべき問題よりも、
世界中には多分野にまたがる重大な問題が山積みなのである。


わが国の補正予算の成立や民間もその確保に躍起になり、
それも年度内の一ヶ月でなんとか活用するプランを立てるなど
何だかバカバカシイし悲しい。何かが違うとモドカシイ。
もっとも自身も取り組むハメとなったのだが、あまり考えたくはない。
先ず問題ありきで具体的解決のために資金をかき集める方がまだよい。
予算がつくかもしれない、ついたから何かをしようではなく。
 



先日、久しぶりに西六甲山にて学生たちと竹の運搬。
一人の女子学生に来た理由を聞くと
「課題や授業を受けるより、
 体を動かし汗をかきながら作業することはすがすがしい」
という。

久しぶりに学生らしい学生の意見かもしれないと思った。
彼女は先頭だってテキパキと動いていた。そしてその行動が皆も動かせた。 



1月のある日、尊敬するファシリテーターの川中大輔さんの紹介で
あるワークショップを見学しようとしたが時間が合わず断念。

しかしせっかくなので、たまたま会場内で開催していた
インスタレーション展示を観覧。不思議な交通標識でなく
意識標識が天井からぶら下がる。

標識.jpg

この應典院という上町、天王寺区にある場所は
開かれた現代のお寺なのでしょう。
またじっくり寄せて頂きたい。


1-2
月は集中して取り組んだ社会人博士後期課程になんとか合格。
修士は実績審査でパスし、春から博士号を目指し仕事もしながら
研究論文を優先して取組む予定です。
専攻は建築環境工学分野の「環境心理行動学」。
物理的な数値データだけに頼るのでなく、
人間側の感情や生理などソフトな意識や感覚を思考する
ニッチな分野なのかもしれません。



3
月は奈良に関する書籍の取材依頼が一本。
東京でのグリーンカレッジ2010
とやらの講師依頼が一つ。
また僅かですが動き出します。
しばらくやや離れていた森林環境教育や
間伐材を活用したものづくりの取組みの話を整理してみることとしよう。
たぶんこのような依頼の機会がないと
なかなか考えを整理することができないので
感謝して取り組みます。



posted by Tsukio Toda at 22:34| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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